5月11日
本日、5月11日は日本人2人が初めてエベレスト登頂に成功した日です。
1970年5月11日、松浦輝男さんと植村直己さんの2人の冒険家が、日本人として初めてエベレストの登頂に成功したんだそうな。
エベレストの標高は8848m。富士山の3776mに比べると実に2.3倍となり、切り立った崖や一切の生物を寄せ付けない悪辣な天候・開拓されていないルートと、登山家にとって正しく『難攻不落』の代名詞に相応しい世界最高峰の山ですね。
詳しく知りたい方は、山と渓谷社出版「エヴェレストが教えてくれたこと」を読むことをお勧め致します。
エベレストに限らず、高山登頂というのは色んな書籍を読めば読むほど「なぜ人は山を登るのか」という疑問に至ってしまいます。絶命のリスクは高く、その上で見返りが大きいかと言えばそんなことは決してない。ただ、そこにあるのは冒険や挑戦といった己との駆け引きみたいなものだけなんですよね。
しかしながら、逆にそういったものを抜きにして我々は普段の日常を過ごしているかというと、それもまた違うと私は思うんですよね。生きている限り…あるいは活きている限り「死」とは切って離せませんし、何かしらを試みてみるという精神は誰しもが持ち得ていると考えています。
エベレスト登山は圧倒的非日常。ですが、そんな非日常も日常の先にあるんじゃないかな、なんて思えてしますのです。
なんだか、世にも奇妙な物語が始まりそうな雰囲気になって参りましたね。
それではグラサンをクイっとあげて話を切り上げることに致しましょう。
お相手はサンスカイホテル小倉のブログ担当でした。いい夜を。
掲載日:2020-05-11