5月23日
本日、5月23日はラブレターの日です。
松竹が映画『ラブ・レター』のPRのために制定しました。
五(こ)二(ふ)三(み)で「こいぶみ」(恋文)の語呂合せと、浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』の公開初日であったことからなんだそうな。
向暑の候、昨日の吹き抜ける風が恋しい本日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
昨日は昨日で夜寒く(風なんて抜けなければこんなに寒い思いはしなかっただろう)と憤怒の気持ちを形もない風なんかに抱いておりましたが、いざ今日いなくなってみると(なぜ居なくなってしまったのか、こんなに暑いのに…)と落胆している次第です。もう初夏、人によっては夏だというのにコロコロと晩秋十五夜の雲行きのように移ろいでおります。乙女心は秋の空、というくらいですから、乙女心が芽生え始めたのかも知れません。
さて、ネットの発達した今、ラブレターという文化はまだ生きているのか、と疑問ですが存外生きながらえているようです。心にズキュンと刺さるか刺さらないかは二極化してしまったようですが。
刺さる方は『このネット社会だからこそ』手紙という媒介を使い書いてくれたことにロマンを感じ、逆に刺さらない方は『このネット社会だからこそ』潔癖に距離感を持って過ごせるというのに手紙は親密すぎると感じるそうな。
双方の意見を聞いて、理解できる手前、どちらかに肩入れというのはしたくないのですが、個人的にはラブレターに悪い思い出はないので廃れてほしくないな、と切に願います。
なに。ラブレターに良い思い出がある私はきっとモテモテなんだろうって。違います。逆です。私が出すほうでした。そして連戦連敗です。苦い思い出には違いありませんが、その青い記憶が私の礎になっているならば『悪い思い出ではない』のですよ。
皆様も今日という日を機会に家族や恋人、親しい友人に思いを綴ってみてはいかがでしょうか。私も早速アイドルへの愛こもったファンレターを書いてみたいと思います。ではまた。