6月27日
本日、6月27日はちらし寿司の日です。
卵焼きなどの調理用食材を製造販売する広島県の株式会社あじかんが制定しました。
岡山のちらし寿司「ばら寿司」が生まれるきっかけとなった備前岡山藩主・池田光政の命日が由来なんだそうな。
初夏の候というのには暑すぎる今日この頃、皆様体調などなどいかがでしょうか。ここ福岡では、気温の高さと雨による湿度の高さで、連日サウナに入り続けているような気が致します。誰か、せめて、風を、と命乞いの如く願うと温風なのでたまったものではございません。
本日はちらし寿司の日ということですが、皆様はちらし寿司を作ったことはありますか。従来より、ちらし寿司はスーパーの総菜コーナーでも買えるのでわざわざ作る必要はないのですが、幼少期の私はそんなことを知る由もなく、ちらし寿司は母と一緒に作る夕飯のひとつでした。
我が家で作るちらし寿司は、何年ものかわからない平たい木桶に、炊き立てのご飯と酢を適量入れて、うちわで扇ぎながら冷ましつつ丁寧に混ぜ酢飯を作り、錦糸卵を上に詰め、桜でんぶを撒き、海老を散らし、刻み海苔をパラパラと振りかけていくというオーソドックスなものでした。うちわで扇いだり、トッピングをしていくのが私の役目で、仕事量の多さから、私が一人で作ったんだと豪語していた時期もありました。
小学生の時に周囲の子たちからは、そんな経験をしたことがない、いつの時代の生まれなんだ、と首を傾げられ、一時期は「イマドキ」とのギャップに悩まされたこともありましたが、今では良い経験をさせてくれた母には感謝してもしきれません。
そんな思い入れのあるちらし寿司。含まれているお酢には疲労回復の効果があり、古来より英気をつける調味料とされています。この鬱陶しく気だるくなってしまいそうなこのシーズンにはピッタリですね。
夕飯にお困りのそこの貴方や貴女。是非、ちらし寿司を卓に並べてはいかがでしょうか。私も実家に帰った際には、ちらし寿司を食卓に、と打診しようと思います。それでは。