8月18日
本日、8月18日は高校野球記念日です。
1915年のこの日、大阪の豊中球場で第1回全国中等学校優勝野球大会が開会しました。
地区予選を勝ち抜いた10校が参加し、京都二中が優勝したそうな。第10回から甲子園球場が会場になり、1948年から全国高校野球選手権大会となりました。
精霊流しも去ることながら盆も明けた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は流しそうめんを十数年ぶりに食べたいと思いました。食べた訳ではないので虚無のようなお話ですね。
さて、甲子園の前身が始まった日である本日。今年は心苦しくも開催に至らず涙した高校球児も居たでしょう。私も毎年、甲子園を楽しみにしていたので残念ではありますし、高校球児やその親御さんの気持ちを考えるといたたまれなくなりますね。後ろ向きな話ばかりでは気持ちも後ろ向きになってしまうので、来年に向けて魅力を少し語りたい。
やはり甲子園の良さは「不完全さ」にあるんですよね。エラーは出るし、一方的なワンサイドゲームかと思いきや最終回裏でサヨナラ逆転してしまうような可能性も孕んでおり、何が起こるか分からないエンタメ性。強豪校や中堅校が必ずのし上がって来るかと言われれば、そうではなく。正しく野球漫画のように注目されなかった高校が肩を並べることもある。また、今を生きている高校生たちの背景にもドラマがあり、去年は惜しくも打てなかった球が今年は確実に打てるようになっている…みたいな成長も伺える。何年も観ているからこそ分かる面白さというのもある訳ですよ。そして、そのプロとは違う「不完全さ」を私は「青春」と置き換えてもいいと考えております。
あの日に青春を置いてきた皆々様、夏の全国高校野球選手権大会を是非ご覧になられてはいかがでしょうか。長くなってしまったので今晩はここまで。ではでは。