11月15日
本日、11月15日は七五三です。
男の子は数えで3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に、成長を祝って社寺に参詣する行事です。
3歳は髪を伸ばす「髪直」、5歳は初めて袴をつける「袴着」、7歳は本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解」をそれぞれ祝う意味があります。
旧暦11月はその年の実りを神に感謝する月であり、旧暦15日は二十八宿で「何事をするにも吉」とされる鬼宿日に当たったことから11月15日に行われるようになりました。現代では11月15日にこだわらずに10月から11月の間に行われるようになっております。
いつからか陽だまりが恋しい季節になりました今日この頃、皆様は体調等崩されていないでしょうか。私はと言えば最近手先が冷えていることが多く、甲と平を擦っては暖を取りタイプしている次第でございます。
という訳で私にはもう随分と昔になる七五三の記憶ですが、読者各位は覚えているでしょうか。はたまた、特に何かをした経験がないという方々も多くいらっしゃるでしょう。珍しいことではありません。形骸化されている通過儀礼みたいなものです。仕方はないですよね。
かつては七歳まで生きられる子供も少なかったことから、一端の人として生を謳歌したことを祝う行事でしたが、今では生活環境が随分と向上したおかげで平均寿命が目を見張るほど延び、由来を忘れてしまうほど風化したことは、むしろ吉とした方が良いとも思うのが私個人の意見ですね。温故知新で以前の日本の習慣・風習を学ぶのも教養として必要だとも思いますが。
さて、なんだか斯く語っていれば長々となってしまいました。大分過ごしやすい世になったとはいえ時代は流行病に油断ならない時世。しっかりアルコール消毒やソーシャルディスタンス、免疫力低下に気を付けて日曜日を謳歌されることをお祈りしております。では本日はこの辺で。