6月9日
本日、6月9日勾玉の日です。
「6」と「9」の字を組み合わせると勾玉まがたまの形に似ていることから、出雲型勾玉を皇室や出雲大社に献上している株式会社めのやが6月9日に記念日を制定しております。
ちなみに、勾玉は古来より『健康祈願』『魔除け』『幸運招来』などの効果があるとされ、翡翠や琥珀といったパワーストーンで作ると効力が増すと考えられてきました。
また、縄文時代には、『曲玉』の字が充てられており、権威や威厳を示す威信財や仏像の装飾の他、神仏を崇め奉る具現物として用いられてきた歴史があるとされております。
今年も衣替えの季節を迎えますが、皆様におかれましてはお変わりありませんでしょうか。つい先日まで肌寒さが際立つ気温でしたが梅雨入りも果たし日中は汗ばむ時節となりました。
さて、勾玉なるいわゆるひとつのオカルトグッズについて講釈垂れてきた訳ですが、存外こういうお守りというものも悪くないと思っているのです。
確かに私は大学の時代に民俗学に傾倒していた時期もありますが、結果として『神はいない』というところに落ち着いた無神論者です。そんな私がスピリチュアルなアイテムを持つことはいいんじゃないかというのは、ちゃんちゃら可笑しいと自身でも思うところはあります。
しかし、人間、すがるものが欲しくなるのもまた事実です。願いを込めた勾玉を身に付けていたのなら、視界に入る度に込めた願いを反芻出来るので漠然と祈るよりかは遥かに効果があるでしょう。なにより救いを求めて胡散臭いカルトに寄っていくことがなにより怖い。勾玉なら100円からあるのでそちらの方が建設的だ、というのが私の言い分です。
人それぞれ思うところはあるでしょうが、あくまでこれは私の個人的な思想の為、先導力のあるものの総意だと考えないようお願い致します。思い込み、というのは大きな力にもなりますが深い楔にもなりますからね。
最近はクーラーの効いた部屋と外気との温度差で体調を崩しかける頃合い。かと言ってクーラーを効かせなければ熱中症が待っているという二律背反。適切な温度を見極めて健やかに過ごせることを切に願うばかりです。どうかお体にはお気をつけて。ではまた次回。