12月6日
本日、12月6日は音の日です。
日本オーディオ協会が1994(平成6)年に制定されました。
1877年のこの日、エジソンが自ら発明した蓄音機で音を録音・再生することに成功したところから由来しています。
師走の候、今年もいよいよ最後の月を迎えました。思い返してみるとあっという間の1年のように私自身感じられましたが皆様はいかがでしょう。
さて、音の日と聞いて皆様は何をご想像するでしょうか。私は足繁く映画館に通うキネマ好きの為どうしても『音響』という言葉が脳裏に浮かび上がります
映画に限らず映像作品において、ドラマチックな物語をよりよく効果的に魅せれるよう日夜BGMや効果音と格闘し続ける音響。彼らの力は偉大だと私は考えており、語り始めると長いためその良さが伝わる一作品を数ある映画の中から取り上げたいと思います。
邦題『ゼロ・グラビティ(2013)』宇宙を舞台にしたSFヒューマン作品で、船外活動中に事故で宇宙空間に放り出されてしまった飛行士たちを描く洋画となっております。
映画の魅力の一つに超ド迫力なサラウンドを挙げる方は多いと思いますが『静寂』もまた魅力なんですよね。外界から絶たれた大きな開けた空間でしんと静まり観客が息をのむ呼吸も薄くスクリーンにのめり込む瞬間。正しく『引力』とも呼べるその緊張を特に感じれる作品だと思います。勿論、音響だけでなく映像も素敵なのでご自宅でご覧の際には是非とも大画面とヘッドホンを。他の映画好きの方もおっしゃってましたが、あえて吹替で観ることをオススメ致します。映画の世界に入り込み過ぎて、字幕がなんだか浮いて見えてしまうのです。
すっかり季節は冬模様。そんな冬の日の余暇には快適な室内で音も楽しめる映画鑑賞へと洒落込むのはいかがでしょうか。それでは。
掲載日:2021-12-06